2015年6月22日月曜日

アジュラクプールのアジュラクプリント工房

カッチ地方のブージに行った

一番の目的は

アジュラクプリントの工房を

たずねることでした。


もちろん

ミラー刺繍をしている少数民族の村巡り、

ホワイトラン(塩田、インド版ウユニ)も

行きたかったけれど、

あまりの暑さや

ホワイトランがシーズンではないためか

真っ白ではないことも重なり、

ブージから近い

アジュラクプリントの工房があるアジュラクプールと

帰り道に寄れる場所にある

手織り工房だけのぞく半日ツアー(600ルピー)を

旅行会社でお願いしました。



アジュラクプリントとは

パキスタンとの国境に近い

カッチ地方と

パキスタン側の一部地域の

数少ない工房で

イスラムの方が作っています。


イスラミックな

幾何学模様をモチーフにしており

天然染料を使用し

(主に藍と茜など)

何回も色を重ねては

洗ってを繰り返して

出来ていきます。


これは今まで見た

ブロックプリントのどの工房よりも

手間のかかる

ハンドブロックプリントであり、

とにかく迫力が違うのです!


私が伺った工房は

持っていたアノーキーの

アジュラクプリントの本にも

掲載されていた

おそらくアジュラクプリントで

一番有名であろう工房でした。


木版の柄も、

今まで見てきた

サンガネールとバグルーの

それとは違う

幾何学模様があったり。



布はのどかに大地の上で干す!


工房で販売している生地は

もちろんそれなりのお値段で

迷いに迷い、

一点だけ生地を購入しました。


それはそれはとっても綺麗な生地で

おそらくもったいなさすぎて

服にも出来ないかも知れません。笑


工房の方も

自分達のプリントに誇りを持っていて

いつか生地をお願いできたら・・・

なんて思ってしまいました。


今週末からのEckepunktのイベントでは

アジュラクプリントのストールを販売します。

アジュラクプリントは

インド国内でも販売しているところが限られている

希少な生地です。


手にとってその繊細なプリントを

見ていただきたいです。


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2015年6月20日土曜日

自由が丘でのイベントのお知らせ

前にも一度ブログで書きましたが、

6/27~7/5まで

自由が丘の雑貨屋さんEckepunktさんにて

TWELVE初のイベント、

期間限定で商品の販売を致します。


今回のイベント用に

ハンカチやバッグなどの小物系

そしてヨガマットケース(!)も

少しですが作りました。


あとは一点物のワンピースもあり。

(写真の服たち、ガーリーです!)


インドで買い付けした雑貨も

一緒に販売します。


手彫りの木版

バンダニ(絞り染め)や

アジュラクプリントのストール

その他サンダルやアクセサリーなどなど。


詳細情報はfacebookのTWELVEページで

更新しますので

facebookやっている方は

ぜひチェックしてくださいませ。

https://www.facebook.com/events/1609586732656848/


毎日ミシンと格闘しています。

インドの生地は

日本で売られている生地と違って

汚れがあったり

えらいプリントのずれなど

生地の段階でのトラブルが多いのです。

色落ちもするし。


汚れなどを避けると

生地のロスが大変なことになったり。


気がつかず縫ったあとに気づいたり

(凹む・・・)

インドで着る分、売る分には

問題がないのかもですが、

日本で売る、となると

色々と気にしないといけないので

悩みながら

まだまだ手探りしつつの状態です。


日々勉強、失敗は成功のもと、

という事を自分に言い聞かせ、

とにかく続けていきたい!と思います。



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2015年6月15日月曜日

カッチ地方、ブージへの旅

全くブログの更新が出来ませんでした。

やはり・・・ネットが使えないのは不便!


先週はインドで出会いインドで一緒に過ごした

お友達との再会続きで

更に久々の方々との飲み会も重なり、

深酒の日々でした。笑


インドから帰国したばかりの友人や

すごいなーと思ったのは

イギリス在住で、去年2回インドにきて

仲良くなった友人が

たまたま同じ時期に日本に一時帰国で

再会できたこと。


当時仲良くしていた皆で

東京で会い居酒屋へ、

というのはとても不思議な感覚でした。


私は

昭和の香りのする大衆居酒屋や

昭和の香りがする喫茶店が好きなのですが

友人達も同じものが好きだった。笑


古き良き日本!的なお店は

本当になくならないでほしいものです!


さて、インドの話へ戻ります。

なかなか終わらない

前回のインドの布作り、物作り旅のお話。


グジャラート州、カッチ地方にあるブージへは

いつか行って見たい!と

恋焦がれるような気持ちでいた町でした。


何せインド手工芸の中心地!

布好きさんは

必ずといっていいほど

訪れている場所。


インドの西側、パキスタンとの国境近くで、

デリーからだと

列車で30時間?(すみません曖昧です)

という少し辺鄙な場所であります。


ブージを起点にして

手工芸をしている少数民族の村へ

日帰りなどで見学に行けるのです。


バンダニという絞り染めや

アジュラク染めというブロックプリント、

ミラー刺繍などが有名。


ミラー刺繍はラジャスターンでもよく見るけど、

カッチ地方のそれのほうが

全体的に落ち着いた色味で出来ていると

感じました。


ちょうど3月のリシケシにて

別々の友人2人からブージに行ってきた話を聞いていて

いつか行けるかな?と思ったいたのに

かなり早くそのタイミングがきた!という感じです。


行ったのは5月頭。

一年で一番暑い酷暑期に入ったところであり、

気温見たら44度とか!

(※行きたい!と思った方、11月~2月がベストシーズン。)


ブージの町は

とてもこじんまりとしていて

そして近郊の少数民族の方々が

たくさんブージの町に買出し?

で繰り出していたことが

衝撃的でした。


独特の民族衣装・・・

リシケシにはなぜかカッチ地方の方が

たくさん観光にきているので

見慣れているとはいえ、

あれ?ここインドだっけ?と

一瞬思うほどの独特な民族衣装。


ブージには

近郊の村から集まった

手工芸品のお店がたくさんあり、

値段もとても良心的です。


ここの方には

「ぼったくる」という意識が

あまりないようです。


とにかく皆良心的で

素敵な笑顔で返してくる。


ちなみに、

酷暑期のインド、暑い地域では

午後はお店を閉めていたりします。

午前中と、夕方から夜までオープン。

夕方からは町の人々が町に繰り出し、

急に人ごみ、

そして皆決まってるかのように外で夕涼み。


日中はほとんどのお店がシャッターを閉め

道にいるのは

牛と犬!(彼らも暑くてぐったりしている)

だったのに・・・


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2015年6月4日木曜日

ブロックプリント、サンガネールとバグルー

インドの布と物作り旅日記

ジャイプル・・・アノーキーカフェとソーマ

の続きです!

(とびとびですみません)


ブロックプリントの産地


ジャイプル近郊の町、サンガネールとバグルー

どちらもジャイプルから車で30~40分の距離


この2つの町で作るブロックプリント

それぞれ特徴があります。


サンガネールの生地は

TWELVEでも使用しています。


可愛らしい花柄と色使い。


染料は、きれいな色が出るように

ケミカル染料です。




バグルーは

天然染料を使っているところが多く

落ち着いた色味と

(インディゴ、黒、黄、赤など)

柄もシックな感じ。


少しですが生地を買ってきたので

ちょっと大人な感じの服を

作成中です。

(けど私が作ると可愛い寄りになってしまう・・・)


どちらの町にも

伝統的な柄があり

その柄を今でも昔と同じ技法で

作り続けています。


実際目の前で見ると

ため息ついてしまうくらい

ロマンチックなブロックプリント。




町のあちこちで見られるこんな景色。


機械化が進む中

人件費が安いインドは

いまだに昔と変わらず

同じように作り続けています。


もちろん機械化もしていってますが

それでもこの国は

すぐには変わらないでしょう。

そうであって欲しい!



そこがインドのすごいところで

好きなところです。


こういうのをみてしまうと

多少生地が汚れてたって

しょうがないよねと

思ってしまうのですが

日本ではそうもいかない現実。

インドにいると

大事なことをいつも思い出させてくれます。


このまま全てが機械化していって

もちろん便利だけど

なんでそんなに便利を求めるような

世の中になってしまったのか・・・


生きるってもっとシンプルなはず

とインドにいると感じます。


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